Archive for 2014年1月30日

私立の通信制高校と公立の通信制高校

通信制高校も公立の高校と私立の高校に分かれていて、特徴が違います。公立の場合はキャンパスなどを全国に持っていることは少ないので、対象地域の生徒だけが通える形となりますが、私立で全国にスクーリングを行えるキャンパスを持っている場合、本校以外の場所からも生徒の受け入れを行うことが可能です。このような全国に対応した通信制高校を広域性と呼びます。


公立通信制高校との違い

まず、私立と公立の通信制高校の大きな違いが学費です。単位の値段が大幅に変わります。通信制高校では1単位の値段と申し込む単位の数が学費となりますが、同じ私立であっても、1単位の値段が6000円程度から1万円程度までなど、と大きく負担する費用が変わるのです。ここから就学支援金の対象である家庭は1単位4812円×74単位分の、35万6088円分が免除されます。


サポート校などの体制も変わる

私立の通信制高校では多くの学校が、サポート校という教育施設と提携しています。ここでは普段の学習を行うほか、部活動などを行っている場所もあります。またサポート校を専門学校と提携させている高校では、資格取得のための学習を行うということもあります。これに関しては、公立でも私立でも奨学金や世帯の収入によっては就学支援金の増額などの申請が可能なケースもありますので、市区町村に相談してみましょう。

通信制高校と卒業率

通信制高校では、学習の多くを自宅で行い、レポートを提出、指定されたスクーリングの日に授業を受けるという仕組みになっています。ここで心配なのが、自分で勉強を進めていて本当に卒業ができるのかという点です。せっかく通っても、単位が取れずにそのままやめてしまうのではもったいないですよね。


通信制高校では質問教室などを行っている

通信制高校では、学校を毎日開放し、質問教室や生徒の相談などを受けています。これは希望者のみの出席で構いませんが、学習面に不安のある生徒や、他の生徒よりも大幅に遅れてしまっている場合も、個別指導などで対応を行う通信制高校も多いようです。このような学校側のフォローもあるため、私立の通信制高校では卒業率が8割を超えるところも多くあります。


卒業率や遅れてしまったときの対応をチェック

卒業率は多くの通信制高校が公表しています。公式ホームページなどを確認しましょう。私立の高校ではやはり学費面も高くなりますが、サポート校や高校での学習指導などもきめ細やかに行われているようです。入学前から、遅れなどが不安な人もいるかと思います。入学相談や見学会で、先生に不安に思うことを相談してみましょう。きっと一緒に解決できる道を教えてくれると思います。

通信制高校とサポート校でかかるお金

通信制高校ではサポート校という、高校と連携して指導を行う教育機関で学習を行うことができるところがあります。高校とサポート校は先生同士も情報の交換などを行い、教育機関としての連携はもちろん取れていますが、学費は別にかかります。


通信制高校だけでも高校卒業資格は取れる

サポート校だけに通っても高校卒業資格は取得できませんが、通信制高校だけに通っても卒業は可能です。高等学校として国から認可を受けているのが通信制高校、その学習などをサポートし、フォローするのがサポート校と思いましょう。コースによって異なりますが、週5日通うことのできるものから、週に3日程度通うコースなど、生徒のペースに合わせて指導を行っています。


質問教室や部活動を行っているサポート校も

通信制高校のように個別指導で質問教室を行うところや、部活動などを行うサポート校もあります。通信制高校の中には、多くの活動をサポート校で過ごすことを前提にしているところもあるほどです。非常に密接な関係にあります。フリースクールのような場所と認識している人も多くいますが、サポート校を専門学校に指定し、国家資格などを目指すところもあります。

通信制高校で学費以外にかかる費用

通信制高校では単位の申し込み数が、全日制高校の授業料に該当します。単位は申し込んだ数分だけかかる仕組みとなっています。習得できた数ではありませんので注意してください。そのほか、通信制高校でかかる学費はなにがあるのでしょうか?


通信制高校で授業料と別にかかるお金

通信制高校では授業料と別に、全日制高校と同じように設備代などがかかります。施設設備費用は、自分が利用するキャンパスによって異なることも多くあります。同じ通信制高校でも、広域性の通信制高校に通う場合は、利用するキャンパスの設備費用を確認しましょう。また、制服や体操服の販売のある高校でこれらの着用を希望する場合は、別途購入費用もかかります。


宿泊学校などは別途必要

スクーリングで集中スクーリングなどを利用する場合は、宿泊にかかる旅費が必要になります。集中スクーリングなどは強制参加ではないので、希望者は必要な書類と費用を別に納入する形となるところが多いようです。体育などのスクーリングを登山などアクティビティで行う場合は、このアクティビティにかかる費用も生徒が負担することとなります。

通信制高校の奨学金

通信制高校では、経済的な事情で高校に通うことのできない生徒のために学資ローンや奨学金制度を利用することができます。資格などを取得して就職を行うなど、一部の条件を満たすことで返済の必要がない奨学金を利用することも可能なようです。


通信制高校が行っている奨学金

通信制高校の運営者や、関係者が、意欲はあるが経済的な理由で学費の納付が困難という生徒のために行っている奨学金がある通信制高校もあります。この条件などは3月など入学シーズン前に公表され、応募することになります。奨学金制度を利用できる生徒は限られる場合もありますので、募集要項や条件などを確認したら、早めに申し込みましょう。


返済の有無を確認しよう

奨学金では返済の必要があるものと、給付として受け取れるものがあります。給付の場合は、成績の条件や、資格などを取得する通信制高校であれば、指導を行う学校の関連企業に就職することで、返済を免除されるなど、あらゆる条件があります。また親を亡くしてしまった子どもへの奨学金を運営するところなどもあります。市区町村や通いたいと思っている通信制高校の窓口に問い合わせてみましょう。

通信制高校と高校無償化について

年収910万円以下の家庭を対象に、高校の授業料を国が負担する高校無償化の動きがあります。年収で給付できる家庭とできない家庭があるということに賛否はありますが、就学支援金は世帯の収入によって子どもの教育に差が出ないことを目的としています。


通信制高校でも利用できる制度

通信制高校でも、この制度を利用することが可能です。ただし、通信制高校は履修を申し込む単位数で学費が変わってきます。この単位の値段というのは、履修し、習得できた物の数ではなく、履修を申し込む分だけかかってしまうものです。卒業に必要な最低数は74単位となっていて、就学支援金制度では74単位分、1単位4812円が毎年、履修する単位ごとに給付されるとなっています。


単位の値段は学校で違う

公立か私立かでも変わりますし、単位の値段は私立でも大幅に違います。6000円程度のところから1単位1万円程度かかるところまであります。資料請求をすると、年間にかかる授業料のところに1単位の値段が書いてありますので、そこをチェックしましょう。そこから4812円×74単位分をマイナスした金額が、授業料としてかかる金額です。そのほかにかかる費用は直接問い合わせてみましょう。